就労支援型チョコレート専門店「QUON（クオン）チョコレート」のドキュメンタリー映画「チョコレートな人々」が2月11日から、富山市中心部のミニシアター「ほとり座」（富山市総曲輪）で1週間限定上映される。

「チョコレートな人々」ポスター

　クオンチョコレート（愛知県豊橋市）は余計な油を一切加えない「ピュアチョコレート」をベースに、京都の道明寺、瀬戸内のレモンなど地域の食材をかけ合わせたユニークな商品で知られる。障がい者の社会参加や所得向上を理念に掲げ、全国の福祉事業所と連携してフランチャイズ展開している。

　映画「チョコレートな人々」は、名古屋のテレビ局「東海テレビ」が手がけたドキュメンタリー番組を元に製作。クオンチョコ代表の夏目浩次さんが「障がいのある人たちが働きやすく、お金を稼げる職場を作りたい」「チョコレートは失敗しても温めれば作り直すことができる」という思いから同店を立ち上げ、多様な人々を受け入れる場所を生み出していく。チョコレート作りと就労支援にまつわる喜びや困難に直面しながら、理想を追い求める19年の道のりを追う。

　上映初日の11日、プロデューサーの阿武野勝彦さんが舞台あいさつを行う予定。

　介護福祉事業を行う「アポケアとやま」（富山市向新庄町）が就労支援に取り組む富山店では現在、バレンタイン企画として期間限定セットを用意。同店のメイン商品「テリーヌ」3枚をセットにした「ハッピーバッグ」（896円）から、オレンジにチョコをまぶした「オランジェ」、アーモンドを塩キャラメルチョコレートでコーティングした「ゴールドアーモンド」、焼き菓子「クオンシェ」など7種類をパッケージした「愛たっぷりセット」（5,650円）まで4種類のボックスを販売する。

　富山店の営業時間は10時～18時。水曜定休。