見る・遊ぶ 暮らす・働く

富山のスノボ大会「極楽バンクドスラローム」が9周年 小学生からプロまで参加者募る

手作りのコースを思い思いに滑る

手作りのコースを思い思いに滑る

  • 3

  •  

 立山山麓スキー場(富山市原)内の極楽坂エリアで2月4日・5日、スノーボード大会「極楽バンクドスラローム」が行われる。

昨年の大会の様子

[広告]

 2014(平成26)年に始まり今年で9周年を迎える同大会は毎年、「親子の運動会」をコンセプトに開催している。バンクと呼ばれる傾斜の付いたコーナーが連なる特設コースを、1人2回ずつ滑走してタイムを競う。

 主催するのは、ハーフパイプ競技でプロ資格を取得したスノーボーダーで、富山市出身の水間大輔さん。普段は登山やバックカントリー(整備されていない自然の雪山を滑走すること)のガイドをしている。県内の愛好家に呼びかけ実行委員会を結成したが、県内で認知度が低い競技だったため、大会の開催許可を取る段階から苦心したという。

 水間さんは「初回はスタッフだけでのコース造成が難航し、スキー場に滑りに来ている仲間たちから力を借りてコースを完成させた。仕上がりはお世辞にも良いとは言えず、完走者が3割のみになってしまった。夢中で走り続けて9年、今ではスムーズに造成や運営をできるようになった」と振り返る。

 年ごとにスポンサーや協賛が付くようになり、一般もプロも参加するスノーボード大会としては国内で有数の規模に成長。スノースクートやスノースケート部門も開設した。昨年は富山市出身のプロスノーボーダーで平昌オリンピックに出場した広野あさみさんらも駆け付け、小学生から50代まで約270人が集まったという。

 今回は小学1~4年生対象の「キッズ」から50歳以上の「グランドマスター」まで、さまざまな部門を設け、プロアマ問わず幅広く参加を募る。当日は「MOSS」「MOSS SNOWSTICK」「SECCA snowboard」「UNIT mfg」「FOSSIL」のメーカー試乗会のほか、「HOME kitchen」「Hakuba Brewing Company」などの飲食ブースの出店、音楽ライブも予定している。

 水間さんは「地元の滑り手や県内のプロショップ、メーカーなどの協力がなければ長く続けられなかった。親子で参加して楽しめるイベントが地元にあると知ってもらい、一人でも多くの方に立山山麓スキー場で滑ってほしい。まずは試乗会に参加して、雰囲気だけでも味わっていただけたら。コースは大会前から常設しているので、練習を重ねた後、ぜひエントリーしてほしい」と参加を呼びかける。

 開催時間は、4日(公開練習)=10時~14時、5日(大会)=7時~16時ごろ。参加費は3,000円~8,000円。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース