就労支援型チョコレート専門店「QUON(クオン)チョコレート」富山店(富山市向新庄町5、TEL 076-471-5572)が12月3日、1周年を記念したコラボセットの販売を期間限定で始めた。
障がい者の社会参加や所得向上を理念に掲げ、全国の福祉事業所と連携してフランチャイズ展開するクオンチョコレート。素材はチョコレート本来の味を楽しめるよう、余計な油を一切加えない「ピュアチョコレート」にこだわる。世界各国のカカオと日本の地域の食材をかけ合わせた定番「クオンテリーヌ」をはじめ、ドライフルーツやナッツをちりばめた「プレミアムテリーヌ」、焼き菓子「クオンシェ」などの商品が人気だという。
昨年12月12日、北陸に初出店した富山店は介護福祉事業を行う「アポケアとやま」(向新庄町)が運営。今年9月から就労支援に取り組み、障がいのある人たちがチョコレート作りに携わっている。アポケアとやま代表の藤井明美さんは「ようやく障がい者就労支援事業を始めることができた。クオンチョコレートの理念『誰も取り残さない』と、弊社の理念『いくつになっても、どんな状態になっても、勇気と誇りを持つ』が合致してほっとしている。1周年を迎え、これからが就労支援型チョコレート専門店の真価が問われることになる。人とチョコレートを大事にして地道に運営を続けたい」と話す。
1周年を迎えるに当たり、特別価格の期間限定スペシャルセットを3種類用意。「贅沢(ぜいたく)セット」(5,500円、限定50個)には、テリーヌ6枚、クオンシェのほか、ドライフルーツにチョコをまぶした「オランジェ」「フルーツミニ」、アーモンドを塩キャラメルチョコレートでコーティングした「ゴールドアーモンド」などをパッケージ。「満足セット」(3,500円、限定100個)にはテリーヌ7枚、フルーツミニ、軽い食感の「ワッフルクランチ」を、「お値打ちセット」(2,500円、限定200個)にはテリーヌ4枚、クオンシェ、オランジェを、それぞれ詰め合わせる。
県内の総合支援学校とコラボし、生徒が作ったクラフトグッズを各セットに付ける。協力校は「しらとり支援学校」(富山市)、「高岡支援学校」(高岡市)、「にいかわ総合支援学校」(黒部市)、「となみ総合支援学校」(南砺市)。
営業時間は10時~18時。水曜定休。予約は来店または電話で受け付ける。12月15日まで。