今年で創業100年を迎える高岡市の鋳物製造業「能作(のうさく)」(高岡市戸出栄町)がバンダイとのコラボレーション商品として「機動戦士ガンダム」のスズ製ぐい飲みを発売した。
特製桐箱に入った「ガンダムぐいのみ」と「シャア専用ザクぐいのみ」
同商品は、日本の伝統や優れた技術を「機動戦士ガンダム」の情報発信基地「Gundam Cafe」から広める企画「Discovery-G」シリーズ第6弾として製作されたもの。ぐい飲みは「ガンダム」と「シャア専用ザク」の2種類で、各8,424円で販売する。
「能作」は以前より、ぐい飲みの底面に立山や富士山、干支(えと)などさまざまな模様を表現した商品を開発しており、企業ノベルティなども多く手掛けてきた。銀座三越のシンボル・ライオン像を底面にあしらったぐい飲みをバンダイの担当者が見かけたことを機に、コラボ企画はスタートした。
能作広報担当の磯岩さんは「ガンダムの細かな造形を表現することは難しく、アゴや額の部分のへこみを表現するのは大変だった。原型作りを何度もやり直して満足のいく造形に近づいた。原型完成後も鋳造過程を見直したり、型にきちんと流しこむためにシリコン製のふたを砂製に変更したりするなど、完成度を高めるためにリリースぎりぎりまで試行錯誤を繰り返してようやく製品化に至った」と振り返る。「社内にもガンダム好きが多く、今回の仕事は社内のテンションが高かった」とも。
現在、バンダイ公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で2次予約(2016年4月発送予定)を受け付けている。申し込み締め切りは1月22日。限定数に達し次第終了。1月23日以降は「Gundam Cafe」秋葉原店、お台場店、東京駅店ほかで扱う。