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富山・問屋町に資源循環を体感できる複合施設 マルシェやポップアップイベントも

問屋センター内にある施設外観

問屋センター内にある施設外観

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 富山・問屋町に9月23日、資源循環を体感できる複合施設「トトン」(富山市問屋町1、TEL 076-471-0565)がオープンする。

STOREで取り扱う、パラグライダーをアップサイクルした「HOZUBAG」

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 富山の老舗家具販売「米三」(中央通り)の新プロジェクトとして、問屋センター内にある同店の物流倉庫の一角を改装。「捨てるをまわす、くらしをつくる。」をコンセプトに、6つのフロアで施設を構成する。

 1階にある「MATERIAL」はマテリアルライブラリーとして、北陸の企業を中心に製造の過程で生まれる廃棄材やデットストック品を展示。「STORE」はサーキュラーショップとして、環境に配慮された商品や一度役目を終えた家具を再生したアップサイクル家具などの商品を取り扱う。「REPAIR」はリペア・DIYスペースとして、使われなくなった家具の部品や端材、持ち込みの木材を使いDIYができるスペースに。電動ドライバーや電動のこぎりなどの工具や機材もそろう。

 2階「COWORKING」はコワーキングフロアとして展開。アップサイクル家具が並ぶ月額制のワークスペースとなっており、定期的にイベントの開催も予定。循環、サステナブルについて考える人や企業の交流の場を目指す。「KITCHEN」は富山の食文化の伝承と新たな価値の創造をテーマにしたカフェ・食堂。地元食材を使用した朝定食や洋食メニューを用意する。フォトスタジオ「PHOTO」は、プロのカメラマンが常駐する予約制のレンタルフォトスタジオ。商品撮影やDIYで制作した物の撮影なども行うことが可能。

 オープン日から26日までの3日間、オープニングイベントを開催する。東京産の無垢(むく)材を藍染めし家具や小物を展開する「Ao.」、富山のオーダー家具「高木家具製作所」、富山を拠点にした「家’s」によるアップサイクル家具の展示・販売をはじめ、富山市の生花店「Atelier ANORM」のロスフラワーを含む花の出張販売(23日)、スペシャルティコーヒー店「cafe pump」の浅いりコーヒー、キープカップの販売(23日・25日)、「端材のキーホルダーワークショップ(23日~25日)、「FCTRY」によるシルクスクリーン体験(24日)。25日の「トトンMARCHE(マルシェ)」では、「高木焼菓子制作所」の小売り販売、「TAKACOYUKIYASAI」のおにぎり販売、「gonma」の郷土料理弁当、「GG delistore by KANEBUN」のフードロスに対応したスムージー・パンケーキ販売、「なんとのね」の野菜販売などを行う。

 「トトン」マネジャーの牧野克城さんは「家具屋の視点から生まれたサーキュラーファクトリーとして、富山の地から資源循環を当たり前に捉える暮らしの提案ができれば。あまり難しいことと思わず、マルシェやショップ、カフェ、コワーキングなどを気軽に利用してほしい」と話す。

 営業時間は10時30分~18時30分。

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