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富山の4店でエコバッグのシェアサービス コミュニケーションのきっかけに

シェアエコバックを持つ出口さん

シェアエコバックを持つ出口さん

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 富山市内の4店が共同で6月19日、エコバッグのシェアサービスをスタートした。

販売したバッグには希望に応じて4店のスタンプを押す

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 雑貨店「余白社」と衣料品店「AT EASE(アットイーズ)」(以上、富山市総曲輪4)、「JENCO INSPIREDSTYLE(ジェンコインスパイヤードスタイル)」(堀15)、「howdy kiosk market(ハウディキオスクマーケット) 1931」(石金1)の4店がスタートさせた同サービス。アメリカの作家レイモンド・カーヴァーによる小説「A Small, Good Thing」(ア・スモール・グッド・シング)」より引用した企画名で「ささやかだけれど、役に立つこと。ローカルショップとお客さんでつくるちょっといい仕組み」をテーマに据える。

 同サービスは、余白社の店主・出口進一郎さんが「昨今のエコバッグの普及に伴い、エコバッグを買いすぎて、逆にエコではない」と気付いたことをきっかけに企画を思いついた。「富山の個人店でエコバッグの自由な貸し借りができれば」という発想の下、共通の客が多かった市内の3店に声をかけ実現した。

 買い物の際に無料で貸し出すエコバッグは、協力店での買い物の際に返却するシステム。利用した店のスタンプを押すことで、4店の間を行き来するエコバッグの動きを一目で分かるようにしている。出口さんは「パスポートのスタンプから発想を得た」と話す。

 サービスは誰でも利用することができ、4店以外の店に行く際などにも貸し出している。出口さんは「エコバッグを忘れたときなどに気軽に借りてもらえれば。サービスを通して人や店のコミュニケーションの輪が広がれば」と話す。「(エコバッグの)図案を変えたりしながら続けていければ」とも。

 希望者にはエコバッグを販売する。価格は1,650円。売り上げの一部を費用に充てながら少しずつサービスの提供店を増やしていくという。

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