ワークショップ型セミナーイベント「Rethink Creator Project(リシンク クリエーター プロジェクト)」が6月16日、富山駅北口の「タワー111 スカイギャラリー」(富山市牛島新町)で開かれた。
「地元を誰かに任せない」をテーマに、それぞれの地域、文化、暮らしならではの魅力を地元の人が発見・発信していくことで持続可能な地方活性化の一助となることを目指す。主催は全国のクリエイターの育成や仕事のマッチングを手がける「クリエイターズマッチ」(東京都渋谷区)、協賛は日本たばこ産業(JT)、協力はJTB、後援は富山市。
富山は2020年以来、2年ぶり2回目の開催。本年度に全国で開催するというセミナーの皮切りとなる。会場にはさまざまな職種の24人が参加。講師には、アートディレクターの中川直樹さんとフリーランスの映像クリエイターで、富山県出身の牛島大誠さんが登壇した。
「視点を変えて考える」など地域の魅力の捉え方を学んだ後、グループに分かれた参加者は「かぼちゃ電車」「松川遊覧船」を題材にキャッチコピーを考案。中川さんが一つ一つを講評し、牛島さんがその場でコピーと写真と組み合わせながらポスターを仕上げた。
セミナーを受講した富山市の女性は「魅力を見つける視点と発信の仕方を学べた。自分のSNSなどを使いながら富山の魅力を全国・世界に発信していきたい」と意気込む。中川さんは「セミナーを通して富山の魅力を知ることができた。みなさんとても積極的でいいポスターが仕上げられたと思う」と話した。