映画「メタモルフォーゼの縁側」の6月17日公開を記念して今月19日、「JMAX THEATER とやま」(富山市総曲輪)で原作者・鶴谷香央理さんのトーク&サイン会が行われる。
「メタモルフォーゼの縁側 映画記念BOXセット」カバービジュアル
鶴谷さんは1982(昭和57)年、富山県高岡市生まれ。2007(平成19)年「おおきな台所」でデビューし、同作で「第52回ちばてつや賞」準大賞を獲得。初の単行本となる「メタモルフォーゼの縁側」が、「THE BEST MANGA 2019 このマンガを読め!」(フリースタイル)1位、「このマンガがすごい!2019 オンナ編」(宝島社)1位などを受賞し、話題を呼んだ。
同作は書店でバイトする女子高生・うららと夫に先立たれた老婦人・雪が、ボーイズラブ(BL)漫画を介して交流を深めていく青春ストーリー。2人は58歳という年齢差がありながら同じBL作品に魅了され、かけがえのない友情を育むうち漫画を描く情熱を高ぶらせていく。何かを好きになり、夢中になることへのきらめきが丁寧に描かれる。うらら役を芦田愛菜さん、雪役を宮本信子さんが務め、劇中のBL漫画をBL作家のじゃのめさん、鶴谷さん本人が手がけている。
イベント当日は鶴谷さんが舞台に登壇し、原作コミックを執筆した経緯、映画化に対する思いについてトークを行う。終了後にはロビーでサイン即売会を実施。原作コミック全5巻のほか、特別仕様の「メタモルフォーゼの縁側 映画記念BOXセット」なども販売する。
トークイベントの開催時間は13時30分回の上映後、20分ほどを予定。その後、サイン即売会に移行する。トークショー付きチケットの詳細はホームページで確認できる。