スーパー銭湯「越のゆ富山店」（富山市粟島）が、北欧の家をコンセプトにした「Sauna Talo Toyama」にリニューアルオープンして約３週間がたった。

北欧定番の「ミートボールプレート」

　浴槽以外の大部分を改修し、フィンランド式サウナ「ピエニサウナ」を新設した。ピエニはフィンランド語で「小さい」という意味。自宅にもサウナを持つほどの本場に倣い、浴槽内に小屋型のサウナを設けた。熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、室内の温度を一気に上げて発汗を促すセルフロウリュも可能。ラウンジも北欧のリビングルームを意識したという。オープン初日から多くのサウナー（サウナファン）でにぎわった。

　井戸からくみ上げた水を使った17度の水風呂と、外気浴を楽しめるフロアも用意。物販コーナーでは、髪をケアするサウナハット、セルフロウリュで香りを楽しめるアロマ水など、北欧ブランドのサウナグッズを扱う。

　カフェレストランでは、ミートボールをリンゴンベリー（コケモモ）ジャムと共に味わう「ミートボールプレート」、焼いたサーモンにサワークリームを添えた「サーモンプレート」（以上1,080円）などの北欧定番メニューをはじめ、「トマトサラダラーメン」（750円）、「レッドマサラカレー」（800円）など、サウナと相性のいいメニューも用意する。

　利用者がくつろぐ「ヒュッゲエリア」では、最新の人気漫画を取りそろえる。コンセント、Wi-Fi、フリードリンクも完備し、コワーキングスペースとしても利用できる。フィンランド語で「巣」という意味の「ペサ」エリアでは、足を伸ばせる仮眠スペースを設ける。

　同施設を運営するイワシタ商事の岩野愛子さんは「施設の老朽化をきっかけに大幅なリニューアルを行うことになった。以前の雰囲気を残しつつも、サウナの本場の北欧をモチーフとした空間を意識し、ゆったりとした時間を楽しめるように心掛けた。コアなサウナーはもちろん、一般のお客さまにも楽しんでいただければ」と利用を呼び掛ける。

　営業時間は6時～24時。入場料は、大人＝750円（土曜・日曜・祝日は850円）、3歳～小学生＝380円、乳幼児＝100円。