アウトドア映画祭「バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル・イン・ジャパン2021」が11月6日・7日、朝日町の多目的ホール「朝日コミュニティーホール アゼリア」（下新川郡朝日町）で行われる。

4人の冒険ドキュメント「オーシャン・トゥー・アスガルド」

　1976（昭和51）年に、カナダ・アルバータ州西部の小さな街・バンフで初開催された同映画祭。登山、ロッククライミング、スキー、マウンテンバイクといったアウトドアスポーツや、自然環境、山岳文化の素晴らしさを、ドキュメンタリー映画を通して紹介し続けてきた。日本で2年ぶりの開催となる今回は10月からオンライン上で上映。ライブでの全作品上映は朝日町の会場のみとなる。

　上映作品は両日A、Bのプログラムで構成。プログラムAは、フィヨルドと氷河に囲まれたカナダ・アスガルド山の2つの頂を目指し、4人の友人たちが40日間におよぶ冒険を繰り広げる「オーシャン・トゥー・アスガルド」、冒険家アンジェイ・バルギエルさんが、単独・無酸素で世界第2の高峰K2（標高8611メートル）に登頂し、スキーで滑降する挑戦を追った「K2・ザ・インポッシブル・ディセント・ツアー」など6作品。

　プログラムBは、トップクライマーのフェルナンダ・ドロリゲスさんをフィーチャーした「プリティー・ストロング：フェルナンダ」、スキー場のチェアリフトにリスペクトをささげる異色作「ザ・チェアリフト」、イギリスのベテラン調律師が、世界一高いヒマラヤの辺境の地にピアノを届ける姿を追った「ピアノ・トゥ・ザンスカール・ツアー・アワード」など7作品。

　会場ロビーでは飲食・物販ブースを設ける。富山市のアウトドアグッズ、アパレルショップの「スポーツのマンゾク」、アウトドアギアの譲渡・販売を行う「クモノ商店」、長野から「リッジライン」などが出店。飲食ブースでは6日が雑貨＆カフェ「Holo家」のカレー、スノーボードとコーヒーの店「mori store」のコーヒー、「TAKOZAKI」のたこ焼き、7日がカフェ「グラチネ」のカレー＆スイーツ、イタリアンキッチンカー「アルマドール」のパスタ＆バーガー、移動販売カフェ「HAHAHA」のコーヒーといったフードとドリンクを提供する。

　上映開始時間は、プログラムA＝11時、プログラムB＝15時。物販は10時～。料金は、単独チケット＝1,500円（当日1,800円）、A・B共通チケット＝2,500円（当日3,000円）、小学生以下無料。ロビーは入場無料。