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富山・入善で箸置きのカプセルトイ 地域おこし協力隊の陶芸家・文絵さん作成

入善町をモチーフにしたカプセルトイ販売機

入善町をモチーフにしたカプセルトイ販売機

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 入善町にある「JAみな穂 あいさい広場」(下新川郡入善町)内に9月20日、カプセルトイ販売機「ジャンボ~ル三世と乙女キクザクラと入善の愉快な仲間たちの箸置き」が設置された。

ジャンボ~ル三世などをモチーフにした箸置き

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 カプセルトイを作成したのは陶芸家で「入善町地域おこし協力隊」の文絵さん。福岡県古賀市出身の文絵さんは、芸術関連の高校・大学で陶芸を学び、東京の大手旅行会社に就職。9年前に旅行会社を退職後、京都で陶芸家として活動。今年4月に富山へ移住し、同協力隊に着任した。

 文絵さんは「幼少期と旅行会社に勤めていた時に富山へ来たことがある。知人から北陸には工芸の学校があるという情報を得て、ものづくりができる環境だと思った。昨年11月に入善へ行った際、海と山のある風景が広がり、おいしい食べ物もたくさんあって故郷の古賀に似ている印象を抱いた。昨年12月に協力隊に応募し、採用してもらった」と話す。

 協力隊の任期終了後には、入善町での定住を視野に入れるという。地元の飲食店「とるくや」では文絵さんが手掛けた陶器の食器、カフェ「グラチネ」では入善町の名産品ジャンボスイカをイメージしたスイーツ皿が使われている。

 カプセルトイの中身は、ゆるキャラ「ジャンボ~ル三世」をはじめ、乙女キクザクラ、カキ、ホタルイカといった入善町をモチーフにした陶器の箸置きを用意する。SNSで話題になり設置後3日で完売したといい、次回は10月20日に入荷を予定する。今後の受注販売も視野に入れているという。

 文絵さんは「京都在住の頃は、自分の作品を居酒屋に持っていき、料理を盛り付けてもらっていた。京都では陶器の作品を箸置きに使う店が多い。富山の人たちにも普段から使えるアートとして陶芸を楽しんでほしく、今回は『箸置きガチャ』として表現した。今までにないアート体験を感じてもらえれば」と話す。

 1個500円。10月20日以降の販売時間は9時~18時。

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