富山市の居酒屋など4店が合同で4月13日、弁当と総菜の期間限定配達「ブレーメンの弁当配達し隊」を始めた。参加店は「煮込みと惣菜の店 ぺんぎん食堂」（富山市安田町、TEL 076-471-5155）、「居酒屋 ポチの家」（富山市宝、TEL 076-433-2911）、「伊酒場 ジラソーレ」（富山市宝町、TEL 076-444-8755）、「無可有 神鶏（むかゆう しんけい）」（富山市桜町、TEL 076-471-8975）。

期間限定配達のチラシ

　「ぺんぎん食堂」は昼からアルコールの飲める店として知られ、煮込み料理の提供のほか、日替わり総菜をテークアウトで販売している。「ポチの家」は京都出身の店主が腕を振るい、観光客から地元客まで幅広い世代に人気が高い。「ジラソーレ」は、2019（平成31）年3月に五福から現在の宝町へ移転。ビストロスタイルの酒場へリニューアルオープンし、深夜でもイタリアンが楽しめる。「神鶏」は、東京で人気がある焼き鳥店が富山に出店し、鶏を使った料理、串物、ワインを得意としている。

　弁当・総菜は全42種類。各店が日替わりの弁当やおつまみ・総菜セットを準備するほか、「自慢のモツ煮」（500円、ぺんぎん食堂）、「鶏バンバン 南蛮風」（400円、ポチの家）、「ローストビーフ丼」（900円、ジラソーレ）、「こだわりの牛すじ」（600円、神鶏）など単品メニューもそろえる。メニューの価格は100円からで、配達は2,000円より可。配送料は500円で、富山駅から半径5キロが対象地域。オードブルの予約も受け付ける。メニューは各店のインスタグラムで確認できる。

　「ぺんぎん食堂」店主の坂倉有紀子さんは「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、居酒屋としてできることはないか考えた。『ブレーメンの音楽隊』の動物たちが協力し、ごちそうを平らげ、難を切り抜けて仲良く新生活を始めるストーリーからヒントをもらい、信頼し合う4店舗で宅配チームを組んだ。こんな状況でも、お客さまに食の楽しみを少しでも感じてもらえたら」と話す。

　注文はぺんぎん食堂が電話で受け付ける。受付時間は11時～17時。混雑でつながらない場合はポチの家、ジラソーレ、神鶏の順に受け付ける。