富山県民会館1階にあるデザインセレクトショップ「D&DEPARTMENT TOYAMA(ディアンドデパートメントトヤマ)」(富山市新総曲輪4)で9月19日、「ダイニングマーケット」が開催される。
「息の長いその土地らしいデザイン(ロングライフデザイン)」がコンセプトの同店。県産品を中心に、長く使い続けられる伝統工芸品やロングセラーのアイテムをそろえ、地元の旬の素材を使ったダイニングスペースや富山のデザインやものづくりを伝えるギャラリーを併設している。
今年7月から始まった「ダイニングマーケット」は毎月第3土曜日に開いている。富山市で有畜循環型自然農業を営む「土遊野(どゆうの)」の野菜や平飼いのたまご、シフォンケーキなどを販売する。
店長の菊地さんは「ダイニングで使っている野菜を広く知ってもらい、自宅でも楽しんでいただけたら」と話す。葉付きニンジンや白ナスなど、スーパーではあまり目にしない野菜も多く、調理や食べ方指南は、来店客に好評という。
若い世代にも野菜を買ってほしいとパッケージにもこだわり、手製の新聞バッグにいれた「土遊野set」は、すぐに売り切れるほどの人気ぶりを見せる。ショップで販売している家具や食器と合わせ、新たなディスプレーの提案もしている。
当日、ダイニングでは採れたて野菜や卵を使った「土遊野プレート」を数量限定で販売するほか、氷見市のワイナリー「SAYS FARM(セイズファーム)」で栽培するぶどうスイーツも用意する予定。
「月ごとにテーマを設け、野菜販売の他にも展開していきたい。生産者と消費者、そして生産者同士が直接つながる場所になれば」と菊地さん。今後は新米販売や市内の古書店の出店も予定しているという。
開催時間は11時~15時30分ごろまで。(売り切れ次第終了)