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富山・D&Dで「まちをつくるあかり展」 照明インスタレーション作品展示も

ギャラリーの外から見た照明インスタレーション

ギャラリーの外から見た照明インスタレーション

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 富山県民会館(富山市新総曲輪4)1階のギャラリー「D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY」(TEL 076-471-7791)で11月20日、「まちをつくるあかり展-越中八尾福島駅前通りでの取組のプロセス-」が始まった。

26日に行われたトークイベントの様子

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 東京在住の照明デザイナー・角舘まさひでさんが代表を務める「ぼんぼり光環境計画」が、富山市八尾町での10年間の取り組みやプロセスを紹介する同展。角舘さんらが八尾町に通い収集したリサーチ情報の一部などを時系列で紹介する。

 角舘さんらは、その土地の歴史や環境、人と町の関係性をひもときながら、まちにおける「あかり」の在り方を探求する中で、現在は建築や都市だけでなく、プロダクトやアートなど世界へと活動のフィールドを広げているという。富山県内では八尾町のほか、五箇山の合掌造り集落や富山駅、魚々座(氷見市)なども手掛けた。

 26日は「d TALK『角舘まさひで×横山天心×ナガオカケンメイ』あかりから考えるまちの在り方」と題し、角舘さんの八尾町での活動のエピソードを交えながら「あかりとまちづくり」をテーマにしたイベントを行った。

 角舘さんは今回の取り組みを住民参加型の光の実験と表現し、「行政や民間企業、住民とともにまちづくりを進めていくのがポイント」と話した。会場では、参加者からの質問にも対応した。

 同展では企画と連動して、同店全体を使った照明インスタレーション作品も展開。八尾の和紙を使った照明は、八尾町で共にワークショプを開催し、d TALKにも登壇した富山大学芸術文化学部の横山天心准教授の研究室が制作した。

 同店スタッフは「ギャラリーの展示で彼らの活動を知るとともに、あかりによって表情を変える店内の雰囲気もじかに体感してもらいたい」と来場を呼び掛ける。

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