サッカーJ3「カターレ富山」が8月、オリジナル商品「勝ち鯛(たい)かまぼこ」と「越乃白星」を発売した。
「勝ち鯛かまぼこ」は、タイの形をしたかまぼこで、富山市にある「四方蒲鉾」(富山市四方)とのコラボレーション商品となる。今シーズンより「カターレ富山」の商品スポンサードを始めた同店の細工かまぼこは、祝いの席の縁起物として重宝される「鯛」が不足した際、細工された鯛の形をしたかまぼこで代用したことがルーツとなった富山名物の一つ。本物の鯛と異なり日持ちすることから、持ち帰りを前提とした祝いの席での引き出物としては定番の一品だ。
同商品は、カターレ富山のチームカラーである青色を食紅で表現。完全受注生産で「松」(660×350×45ミリ、5万2,360円)、「竹」(470×250×25ミリ、2万9,810円)、「梅」(180×95×30ミリ、1,430円)の3種類。
南砺市在住の男性は「タイのかまぼこがカターレブルーに染まってビックリ。「細工かまぼこ」の技術で再現されるメッセージもインパクトがあり、お祝いごとに持っていくと面白そう」と話す。
「越乃白星」は米ブランド「矢郷米」(富山市元町1)とのコラボレーション商品。富山県内でも安定しておいしい米が収穫される入善産を中心に、選りすぐった富山米を使う。越中富山の勝利を願って「コシノシロボシ」と名付けられ、1袋2合(300グラム)の手のひらサイズのものを500円(税別)で販売する。
8月7日に行われた対「ブラウブリッツ秋田」戦では、「越乃白星」発売企画として「富山vs秋田 おにぎり対決」も実施。地元の食品会社「ユニオンランチ」とスタジアムグルメ販売店が協力し、対戦相手のブラウブリッツ秋田にちなんだ「あきたこまち」のおにぎりと、富山県産「コシヒカリ」を使ったおにぎり2種類を1セットで販売した。
横浜市在住「カターレ富山」サポーターの女性は「同じ米でも食べ比べたら味が違いが分かる。食べ慣れているのか、モッチリとした富山の米が好きだが、どちらもおいしかった。対戦企画はまたやってほしい」。秋田県在住の「ブラウブリッツ秋田」サポーターの男性は「秋田米もおいしいが、富山の昆布をまぶしたおにぎりがうまかった」と話す。
「勝ち鯛かまぼこ」と「越乃白星」の両商品は「カターレ富山」のオンラインショップで扱っている。