富山の建築設計事務所「五割一分」(富山市磯部町3)のオフィス2階にあるギャラリースペースで8月20日より、茨城県笠間市に拠点を置く作陶家・額賀章夫さんと栃木県益子町に拠点を置く木工家・高山英樹さんによる2人展が開催されている。
額賀さんは東京都杉並区生まれ。笠間市にある向山窯で修業した後に独立し、現在工房「N.ceramic studio」を運営している。高山さんは石川県出身で東京都内にある「文化服装学院」を卒業。オーガニックカフェ「ジャームラウンジ」を作るために益子町へ通ったことが縁となり、2002年に移住。現在はテーブル、椅子、鏡など古材による家具類の制作をはじめ、建築にまつわるプロジェクトにも参加するなどしている。
かねて親交のあった2人は先月、サンフランシスコにある「ヒース・セラミックス」で開催された「Akio Nukaga and Friends」で共に作品を展示。同展はその巡回展で、日本での開催は富山の「五割一分」のみ。
額賀さんの作品は、人気のプリーツワークの器を中心に、フラワーベースやブルーをあしらった器など。高山さんの作品は、木製のトレーやボウル、オブジェなどが並ぶ。
同展では特別に、額賀さんと親交のあるポートランド在住の作陶家リリス・ロケットさんの作品や、手拭いブランド「かまわぬ」の品々も多数展示している。
担当の沖田さんは「本展示は日本では富山のみでの開催となっており、作品も数多くそろっているのでぜひ多くの人に作品に触れてほしい」と話す。展示は9月4日まで。
営業時間は11時~20時。会期中は無休。