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富山の単館系映画館「フォルツァ総曲輪」でライブ 歌とピアノ、ライブドローイングなど

寺尾紗穂さん(左)と松井一平さん(右)
©植本一子

寺尾紗穂さん(左)と松井一平さん(右) ©植本一子

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 富山市の単館系映画館「フォルツァ総曲輪」(富山市総曲輪3)ライブホールで6月26日、ライブ「そうがわのおきば」が開催される。

松井さんが描いたフライヤーの絵

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 出演は、シンガー・ソングライターの寺尾紗穂さんとアーティストの松井一平さん。寺尾さんは2007年にピアノの弾き語りによるアルバム「御身」でデビュー。2014年公開の安藤桃子監督作品「0.5ミリ」で主題歌を担当。著書に「評伝 川島芳子」「愛し、日々」「原発労働者」「南洋と私」などがあり、文筆家としての活動も注目されている。松井さんは「TEASI」をはじめ「わすれろ草」「BREAKfAST」「LOCH NESS」などのメンバーとして音楽活動を行うとともに、画家としてもレコードやCDジャケット、書籍の挿絵を多数手掛け、作品形態を問わない制作スタイルで独自の世界観を表現している。

 寺尾さんの演奏と松井さんのドローイングによる共演ライブ「おきば」は2013年に始まった。同年には画文集「おきば」「おきば2」(文・寺尾、絵・松井)を発表。2015年、初の単独音源作品「いしとゆき・幻のありか」を7インチレコードでリリースするなど、さまざまなかたちでコラボレーションを続けてきた。

 企画者の樋口さんは「『おきば』というタイトルに魅(ひ)かれた。3月に福岡で開催された『ちくほうのおきば』のリポートを見て、『おきば』はどこにでも行くことを寺尾さんから聞いた」とライブ開催のきっかけについて話す。おきば=荷を下ろしたり、腰を下ろしたりして場所にとどまること。映画を見て軽くなって帰る観客を同館スタッフとして見送ってきた樋口さんだが、9月末に休館することが決まり、「こういう場所があったことが記憶に残るようなイベントにしたい。気軽に映画を見るようにアートに触れてほしい」と話す。

 18時30分開演。前売りチケットは、一般=3,000円(当日3,800円)、小中高生=1,500円(当日2,000円)、未就学児無料。チケットはフォルツァ総曲輪、ブックエンド、林ショップで扱う。問い合わせはCarte Blanche(TEL 080-4254-3618)まで。

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