富山国際会議場(富山市大手町1)で8月27日、「全日本製造業コマ大戦」のエキシビション大会「G3とやま場所2016」が開催される。
「自社製品を本気で作り、コマ回しの大会を通じて一人でも多くの人に製造業に興味を持ってもらおう」という目的で2012年に始まった同イベント。全国の中小製造業が自社の誇りを懸けて作成したコマを持ち寄り、1対1で試合を行い勝敗を決める。
直径20ミリメートル以下、全長60ミリメートル以下のコマの勝負は、半径250ミリメートルの土俵の中で、相手よりも長く回れるかを競う。先に2連勝したチームが勝利となる。質量を減らして回転時間を上げるコマや、逆に質量を増やして相手のコマの回転数を奪うことを狙うコマなど、チームごとにバランスや戦術を考え、設計から製造まで一貫して仕上げたコマがそろう。
富山では昨年4月に第1回が行われ、48チームが参加。田中精密工業(富山市新庄本町)が優勝を勝ち取った。今回は公式ルールにのっとり、前回よりも厳正な審査で行われるという。
実行委員長の内山彰博さんは「前回は県内チームだけの参加だったが、今回は県外からの参加も募っており、早くも強豪・愛知県などからの参加者も決定している。前回参加したチームは、経験を生かして工夫ある面白いコマを作ってくるのではと期待している」と話す。
現在、出場エントリーを受け付けている。申し込み方法は大会ホームページで確認できる。