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「D&D富山店」ギャラリーで富山県美術館の建築模型展 建築家らトークショーも

ギャラリー展示の様子

ギャラリー展示の様子

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 富山県民会館(富山市新総曲輪4)1階のギャラリー「D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY」(TEL 076-471-7791)で現在、「ボクとアナタのありえない美術館」展が開催されている。

展示している美術館の模型

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 2017年に「富山県立近代美術館」(富山市西中野町1、TEL 076-421-7111)は、富山県岩運河環水公園に移転新築され、「富山県美術館」として生まれ変わる。同展は、新しい美術館を設計した建築家・内藤廣さんの建築設計への思いや構想をメモや模型から感じることができる内容となっている。

 内藤さんは、富山県内では「リバーリトーリート雅楽倶」(春日、TEL 076-467-5550)を手掛けた建築家。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所(スペイン・マドリッド)、菊竹清訓建築設計事務所を経て、1981(昭和56)年に独立。「内藤廣建築設計事務所」を設立した。主な建築作品に、海の博物館、安曇野ちひろ美術館、牧野富太郎記念館などがある。

 美術館のイメージを埋め尽くした壁面は「設計を始めるにあたり、内藤さんと事務所員の湯浅さん・橋本さんは、新しい美術館で連想されるイメージを言葉で出していったそう。その内容がとても興味深かったことから、これを展示したら面白いのではないかと、企画が持ち上がった」と、同店の石井店長は企画の経緯を話す。

 展示開始から約1カ月がたち、「建築を学ぶ学生も多く見られる」と石井さん。「内藤さんの思いに間近で触れられる、希少な機会。作る側が何を思っているか、という普段は見えない点を、それぞれの美術館を想像しながら楽しんでもらえたら」とも。

 5月20日には、内藤さんと「D&DEPARTMENT」のナガオカケンメイさんとのトークイベント「d TALK08 ボクとアナタのありえない美術館 -富山県美術館の新しい在り方 -」も予定している。

 開催時間は10時~19時。会期は6月19日まで。トークイベントは19時30分~21時30分(開場 19時15分)。参加費2,000円(1ドリンク、軽食付き)、定員50人。事前申し込みが必要。

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