富山県民会館(富山市新総曲輪4)1階のギャラリー「D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY」(TEL 076-471-7791)で現在、はっとりさちえさんの個展「わたしたちの馴れ初め話」を開催している。
3月14日に1周年を迎えた同店のオープン当時を振り返ると共に、同ギャラリーのダイニングにある壁画を手掛けたはっとりさんの作品を多くの人に知ってほしいと開く同展。
鹿児島県生まれのはっとりさんは、富山大学芸術文化学部を卒業した作家。富山での個展は今回が初めて。
同店店長の石井さんによると、大学卒業後に富山で活動をしていたはっとりさんの絵を見て、壁画を依頼したという。約3カ月間かけて描かれた壁画は現在、「富山を感じられるアート」として同ギャラリーのシンボル的存在となっている。
「なれそめ」となった壁画から、「わたしたちの馴れ初め話」と題した同展では、はっとりさんの最新作品から、壁画の下絵を描いている当時の真剣な表情を映した写真なども展示する。
石井さんは「はっとりさんの絵は『かわいい』という要素の中に、世の中への問いかけのようなものを感じる。絵に姿を変えて強く訴えかけるパワーを間近で感じてほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~19時。4月10日まで。