2017年に新美術館として生まれ変わる「富山県美術館(仮称)」をプレ体験する企画として3月19日・20日に、アート、デザイン、食をモチーフにした多彩なイベントが催される。
富山市太郎丸にある「富山県立近代美術館」は2017年、富岩運河環水公園西地区へと移転し、新たに「富山県美術館(仮称)」としてオープンする。東京大学名誉教授である建築家の内藤廣さんが設計を手掛け、グラフィック・デザイナーの佐藤卓さんが「オノマトペ」(擬態語・擬音語)をテーマに屋上庭園をデザイン。建築前から早くも、県内外から注目を浴びている。
プレイベントでは、19日に「サンフォルテ」(富山市湊入船町)の会場で、富山クリエイティブ専門学校、富山大学芸術文化学部などの学生たちの作品を集めたアートマーケットや、学生たちとともに名刺やカード作りを行うワークショップを開催する。
調理実習室で行われる料理ショーでは、新しい美術館に店を構える老舗洋食店「たいめいけん」(東京都日本橋)の3代目・茂出木浩司シェフが、おいしいオムライスの作り方をレクチャー。2回講演で、各回30食限定で名物「たんぽぽオムライス」と「海老グラタン」を試食できる。当日、会場で試食付整理券(椅子席)を配布する。
20日は「富山県立近代美術館」が会場となり、国内外で活躍するパフォーマンス・グループ「グラインダーマン」が、美術館全体を舞台にしたアート・パフォーマンス「トントン・ツー・タンタン」を繰り広げる。
ほかにも設計者の内藤さん自らが解説する「現場見学会」、タレント・衣装デザイナーの篠原ともえさんを迎えたトークショー「新しい美術館の楽しみ方」、富山出身のアーティスト・たがゆうこさんによるワークショップ「ふしぎでフシギなオノマトペ」などを開催する。
各イベントの詳細・問い合わせは、新美術館PRイベント運営事務局(TEL 076-428-9166)まで。