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富山・松川沿いのコーヒー焙煎店で写真展「暮らすひと」

富山に暮らす一家の日常がみずみずしくつづられている。

富山に暮らす一家の日常がみずみずしくつづられている。

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 松川沿いの桜並木に臨む小さなコーヒー焙煎(ばいせん)店「koffe(コッフェ)」(富山市舟橋南町)で7月11日から、写真展「暮らすひと」が開催される。

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2015年の「富山ADC(アート・ディレクターズ・クラブ)賞」でグランプリを受賞したグラフィックデザイナー、宮田裕美詠さんが制作を手掛けた冊子「暮らすひと」と連動した展示内容だ。冊子では東京在住のカメラマン、小野田陽一さんが撮り下ろした同店オーナー、山中一家の日常がみずみずしい視線で収められている。

 小野田さんは現在、東京をベースに雑誌や広告などを中心に活躍している。富山県の老舗和菓子店「薄氷本舗五郎丸屋」の銘菓をより普段使いで楽しめるようにと開発された円形の干菓子「T五」のリーフレット撮影でも宮田さんとタッグを組んでいる。

 「五郎丸屋さんの広告写真の中で空気感のある森と空と水を拝見し、自分の見ていたものと似ていて共感を抱いていた」と話す、被写体となった同店の山中彩子さんも小野田さんの写真に心動かされたという。

 今回の写真展では、冊子に掲載されなかった写真の中から小野田さんがセレクトしたものを同店2階で展示する。

 「雨の降る冬の日、わたしたちの暮らしと仕事を撮影していただきました。何気ない日常の中にある、ハッとするほど美しい線や形、一瞬へのまなざしに出会い、皆さまの日々の中のふつうの幸せをあらためて感じる機会となれば幸い」と山中さん。

 営業時間は10時~19時。初日は小野田さん自身も在店を予定。冊子「暮らすひと」も販売する。今月29日まで。

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