富山市奥井町に10月10日、「ゲストハウス縁(えにし)」(富山市奥井町、TEL 076-464-6676)がオープンした。
住宅街の古い日本家屋を利用した同施設は共同キッチン、共同居間、共同風呂のほか、プライベートルーム2部屋に2段ベッドを置くドミトリー、会議室などを設ける。各室内には、昔ながらのミシンや碁盤、玄関先には下駄や蛇の目傘といったレトロな小物も配置。古き良き日本を感じさせる空間の演出にもこだわる。
運営する合同会社シェアライフ富山代表の姫野泰尚さんは「富山県内でシェアハウスを7棟運営するなかで、旅人仲間が多くできた。彼らとの交流はとても刺激があり、もっと多くの人たちがその刺激に出合えるような場があればという思からゲストハウスを作った。宿泊するお客さんには、一人一人に合った観光プランもアドバイスしている」と話す。
オープンから1カ月半、利用客は日本人が約4割、外国人は約6割。宿泊客のいない日中には、地元のカルチャー教室やママサークルなどにキッチンや居間などの共同部分の空間を貸し出しており、ワークショップやパーティーにも利用されている。
「ゲストハウス縁が、外から来た旅行者と地元の人の出会いの場になればうれしい。今後は料理教室やカルチャー教室、町内会のクリスマス会などに気軽に利用してもらえれば」とも。
チェックイン=15時、チェックアウト=10時。料金は、平日=3,500円、金曜・土曜と祝前日=4,000円。共同部屋の貸し出しは1時間半=1,000円。