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氷見の魚問屋が新商品 イベントでメニューやレシピ本のお披露目も

依頼から1年あまりの時間をかけて完成した「氷見コンカラー油」

依頼から1年あまりの時間をかけて完成した「氷見コンカラー油」

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 富山駅や氷見に直営店を構える魚問屋「つりや」が6月3日、新調味料「氷見コンカラー油」の販売を開始する。

レシピ本より、パクチーとの相性も抜群という「氷見コンカラー油」を使った一品

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 当日は、県内の「つりや」直営店のほか、総曲輪のグランドプラザ(富山市総曲輪3)で行われるイベント「BOOKDAYとやま」での販売も予定。イベントでは同商品を使った料理の提供とレシピ本の販売も行われる。

 調味料の開発は「エジプト塩」や「モロッコ胡椒(こしょう)」などオリジナル調味料が人気のフードデザイナー・料理家のたかはしよしこさんに依頼。同社の人気商品である「糠(ぬか)アンチョビ」をベースに、さまざまなスパイスを配合し、辛味は控えめながらもかけるだけで料理に深みを増す万能調味料を考案した。

 同社の飯田健児さんは「江戸時代から氷見で魚商をしてきた知識を基に、現在の『つりや』を始めた。職人気質で真面目にコツコツは得意だが、生真面目すぎて食の楽しさを表現することは苦手。食の楽しさを伝染させていくたかはしさんのパワーをつりやに加えるとどうなるか、という好奇心からお願いした」と振り返る。

 商品の発売に併せ、たかはしさんが監修したレシピ本も制作。本の冒頭でたかはしさんがつづった「みなさまの食卓へ、愛を込めて」という一文に、飯田さんは「私たち、つりやも愛を込めて氷見の、そして日本の魚食の文化をおいしく楽しく発信していけたら」と話す。

 120グラム入りで、価格は980円。

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