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富山でロック漫筆家・安田謙一さんトークショー 初のエッセー本刊行記念

安田さんの初のエッセー本「神戸、書いてどうなるのか」

安田さんの初のエッセー本「神戸、書いてどうなるのか」

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 富山市中心地にある古書店「古本ブックエンド 2号店」(富山市総曲輪4 )で2月6日、ロック漫筆家・安田謙一さんのトークショー「電波の届かない場所 クリティカル・マス寿司(ずし)」が行われる。

安田さんとマスずしをあしらったフライヤー

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 レコード・ショップの店員、ミニコミ発行人などを経て、「ロック漫筆家」として音楽・映画などのポップ・カルチャーを、ユニークな視点で批評してきた安田さん。「ピントがボケる音」(2003年)、「なんとかと なんとかがいた なんとかズ」(2012年)などの評論集のほか、レコード・ジャケットのパロディー作品を編集者・市川誠と共に解説する「すべてのレコジャケはバナナにあこがれる。」(2004年)、漫画家・辻井タカヒロとの連載をまとめた「ロックンロールストーブリーグ」(2010年)などの共著も話題となった。

 批評家だけでなく、ラジオDJ、作詞家としても活躍してきた安田さんは昨年11月、自身初となる全編書き下ろしのエッセー本「神戸、書いてどうなるのか」をぴあから刊行。風変わりな店名の喫茶店や味わい深い中華料理店、「誰の墓やねん」とツッコミを入れる五色塚古墳など、神戸生まれ・神戸在住の安田さんから見た神戸の魅力が、地元民ならではの自嘲を交えつつ軽妙につづられている。

 イベント当日は、「神戸、書いてどうなるのか」にまつわるエピソードや、神戸という街について安田さん自身が選曲したレコードをかけながらトークを繰り広げる予定だ。

 ブックエンドの石橋さんは「安田さんの文章が好きで、掲載雑誌は古本屋を回って購入していた。その後に『ピントがボケる音』が出たときは本当にうれしかった。あれから10年以上がたち、まさか自分が古本屋になって安田さんをお呼びすることになるとは感慨深い。富山での貴重なトークイベントにお越しいただければ」と呼び掛ける。

 18時開演。チケットは1,000円。

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