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高岡・伏木の古書店で詩の朗読とオープンマイクイベント

かつて理髪店として使われていた空き店舗を改装した

かつて理髪店として使われていた空き店舗を改装した

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 高岡市の伏木駅前にある古書店「古本 なるや」(高岡市伏木古国府4、TEL 090-8268-9618)で11月11日、ポエトリーリーディング(詩の朗読)とオープンマイクのイベント「パラレルワールド」が開催される。

続々と本が入荷中。小説、哲学、歴史、音楽、釣りなどジャンルはさまざま

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 今年4月にオープンした同店。店主の堀田晶さんは「もともと本が好きで、いつかは自分の店をと思っていた。古本屋といえば静かなイメージだが、しゃべれる古本屋を目指した」と振り返る。

 店内には広いテーブルと椅子が置かれ、会話をしたりお茶を飲んだり、くつろげるスペースが設けられている。堀田さんはサックス奏者でもあり、時折店番をしながら演奏も披露する。知人のミュージシャンが来店しセッションが始まることもあるといい、音色に引かれてのぞきに来るようになった近所の住民もいるという。

 オープン間もなくから訪れるようになった客の一人、山口翔太さんが主催する今回のイベント。「自然と人が集まり、交流が生まれるところが店の魅力。日常から生まれた、心に刺さる言葉を扱うアーティストをここに呼ぼうと思い付いた」と話す。

 出演は、生きづらさと人間賛歌をテーマにした詩や短歌の書かれた紙を読み捨てていく朗読詩人の成宮アイコさんと、ポップにピアノを弾き語るシンガー・ソングライターの青山祐己さん。当日は来場者もマイクを持ち、朗読、絶叫、弾き語り、ラップなど自由に言葉を表現できる「オープンマイク」形式となっている。

 同店は11月17日、上市駅構内で開催される「上市えきなか古本市」への出店も予定している。堀田さんは「今後はイベント出店や、店内でライブやワークショップも開いていき、少しずつお店の存在を知ってもらえたら。専門的な本から気軽に楽しめる本までそろえているので、伏木へ遊びに来るきっかけとなればうれしい」と話す。

 13時開場、13時30分開演。入場料は2,000円。予約はメール(parallel.world2425@gmail.com)で受け付ける(本文に氏名・人数・連絡先・オープンマイク出演希望の有無を明記)。

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