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富山・八尾でワンコイン着物市 着物と縁つなぎ和装に親しむきっかけ作り

第1回イベントの様子

第1回イベントの様子

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 シェア・プレイス「越中八尾ベースおやつ」(富山市八尾町上新町)で9月9日、フリーマーケット「One-Coin-Kimono(ワンコイン・キモノ)市」が開催される。

イベントの主旨に賛同した方々から提供された、着物や小物の一部

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 今回で2回目となる同イベント。主に富山県内から集めた「着る機会が無くなった着物」や「各家庭のきりだんすに眠っていた着物」を、500円のワンコインで販売する(反物など一部除く)。着物のリサイクルを通じ「着物を有効活用してほしい人」「着物を求める人」の縁を結ぶことを目的に、日本文化の継承と普及、和装に親しむきっかけ作りを創出する。

 帯・小物・羽織といった着物に関わるすべてのアイテムを取り扱うため、手頃な価格で一式をそろえることができやすいのが特長。これまで、処分されるはずだった100着近くの着物が、新たな所有者となる約50人の手元に渡っているという。

 主催グループの一人、古木康大さんは「着物が処分される現状を悲しく思い、自分が大好きな着物を多くの方に親しんでもらいたいと思っていた。趣旨に賛同してくれた多くの人たちに感謝している。着物というコミュニケーションツールを通じて、人々の交流が深まれば」と話す。

 「毎回『出たとこ勝負の売り切れ御免』のため、着物との一期一会の出合いを楽しんでもらいたい。八尾町では当日、いやさか縁日、なりひら風の市も同時開催されるため、おわら風の盆以外でも楽しめる町ということを知ってもらう機会になれば」と来場を呼び掛ける。

 イベント会場責任者の原井紗友里さんは「眠っている宝を見つけ、生かしていくことにつながると思い、イベントに協力させてもらった。蔵のある古民家を改装した施設なので、着物と親和性が高く、イベントの雰囲気作りにも貢献しているのでは。着物に興味のある人にも気軽に訪れてほしい。今後も着物を着る機会を創出していければ」と話す。

 販売する着物は、会場で着付けにも対応する(別途料金)。

 開催時間は11時~15時(売り切れ次第終了)。

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