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「カターレ富山」戦でARアプリサービス Jリーグ初の試み

Spot messageの使用例

Spot messageの使用例

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 富山県総合運動公園陸上競技場(富山市南中田)で9月23日、サッカーJ3・カターレ富山VS大分トリニータ戦が行われ、スマートフォンやタブレットに選手のメッセージ動画やAR(拡張現実)を提供するサービス「Spot message(スポットメッセージ)」が実施された。

ARとして登場した窪田良選手の撮影風景

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 千葉や東京などで墓石の販売を行っている「良心石材(りょうしんせきざい)」が企画したスマートフォン向けの同サービス。専用アプリから住所や位置を設定し、その場で見せたい動画や写真などのメッセージを残せるというもの。ARと位置情報を活用した「実写版ポケモンGO」のような仕組みになっており、メッセージを残した本人がスマートフォンのARとなって思い出の場所に登場する。

 故人がARとなって墓前に登場する利用例が話題になった同サービスを、今回初めてプロスポーツ会場で実施した。スタジアムでアプリを立ち上げると、「メッセージの場所まで○メートル」と表示され、アプリ利用者を誘導。指定された場所に着くと、「来てくれてありがとう!今日は1点決めるから応援してください!来場記念に記念写真を撮りましょう!」とメッセージが表示され、ARで表示された選手と一緒に記念撮影が可能となる。今回は窪田良選手と脇本晃成選手がAR選手として登場した。

 同イベントは、開発者の香取良幸(かとりよしゆき)さんとカターレ富山の営業スタッフとの交流がきっかけで実現。地方のプロサッカークラブを運営する大変さや、やりがいなどを熱く語るカターレ富山の営業スタッフに対し、香取さんが「何か面白いものを提供できたら」と考え、同サービスのプロスポーツ会場での活用を提案した。

 試合会場では、事前告知を見てアプリをダウンロードしてきた女性サポーターや子どもたちでにぎわい、ARの選手たちとの記念撮影を楽しんだ。ナビゲーターとして来場した香取さんは、「本社は千葉だが、Jリーグ初の試みという機会を与えていただいたカターレ富山に感謝している。地元愛に満ちた素晴らしい空間で、とても幸せな気持ちになれた。墓を中心に活用するアプリだが、今後はいろいろな場所・イベントなどでにぎわいを創出していきたい」と話す。

 同サービスは「Google Play」で無料ダウンロードできる。iPhone版は10月上旬に対応予定。

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