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高岡にパキスタン料理店 「イミズスタン」を代表するシェフが腕振るう

パキスタンカレーを代表する日替わりメニューのマトンニハリ

パキスタンカレーを代表する日替わりメニューのマトンニハリ

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 高岡市内に8月4日、パキスタン料理店「パークマサラレストラン」(高岡市西町4)がオープンした。

「メガネ兄貴」こと、料理長のムハンマド・カムランさん

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 射水市のインド・パキスタン料理店「DIL」、「ホットスプーン」、富山市のパキスタン料理店「ハムザレストラン」などで料理長を務めてきたパキスタン南部カラチ出身のムハンマド・カムランさんが料理長を務める同店。地元のカレーファンからは「メガネ兄貴」の愛称で親しまれ、カムランさんの店は全国からカレーマニアが食べに来るほど。同店は、カムランさんのファンで中古車業を営むタイヤブさんがオーナーとなり、「本格パキスタン料理店」として独立することになった。

 富山県内では約25年前から中古車業を営むパキスタン人が数多く転入。2000年に入り、射水市、高岡市にはパキスタン人をはじめとする約600人のムスリム(イスラム教徒)に対応するインド料理店が出店するようになった。

 同店ではイスラム法にのっとって処理されたハラール食材を使い、パキスタンの一般家庭で親しまれているロティなどの料理を主に提供する。パキスタンスタイルは、チキンやマトンは骨付きで提供し、まろやかな味になるクリームやピーナツバターを使わず、スパイスと脂身部分が特徴という。

 射水市近辺では、日本人に合わせた料理とパキスタン人向けの料理を用意していたが、本場のパキスタン料理を食べたいというカレーマニアが増え、パキスタンスタイルが日本人の中でも定着。射水とパキスタンを合わせた「イミズスタン」という言葉も生まれた。

 ランチは、カレー1種類とナン、ドリンクが付いたAランチ(880円)と日替わりカレーを含む3種類のカレー、ナン、ドリンクが付いたBランチ(1250円)など。ナンは、ライスとロティとの変更可。ディナーではチキンティッカ、シークカバブが付いたCセット(1999円)なども用意する。パキスタンで親しまれている、炊き込みご飯のビリヤニやプラオ、富山で開発されたシーフードカレー「魚マサラ」などの単品メニューもそろえる。

 利用客第一号で、日本でマイナーなロティの普及活動を行っている「全日本ロティ普及委員会(ロティサークル)」主宰の大江春泥さんは「カムランさんはイミズスタンを代表するシェフ。彼の影響でパキスタン料理にハマった人も多い。多くの方に、本場のパキスタン料理を楽しんでほしい」と話す。

 営業時間は11時~23時。

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