見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

本願寺富山別院で三法要の前夜祭 現役僧侶が接客する「坊主バー」

会場となる本願寺富山別院

会場となる本願寺富山別院

  • 0

  •  

 浄土真宗の本願寺派(西本願寺)で知られる「本願寺富山別院」(富山市総曲輪2)で6月4日・5日、「親鸞聖人750回大遠忌法要」「別院開創130周年記念法要」「本堂再建50周年記念法要」の三法要が行われ、その前夜祭となる6月3日に「本願寺ブッフェ」を開催。境内を一般開放し、総曲輪に店を構える飲食店のフードやドリンクを提供する。

幻想的な「竹あかり」で境内をライトアップ

[広告]

 会場の空間演出を手掛けるのは熊本の空間プロデュースチーム「CHIKAKEN(ちかけん)」。竹林整備によって伐採された間伐材を使った「竹あかり」で境内をライトアップする。

 イベントに参加するのは7店舗。リストランテ「ワイニスタ」の「イタリアンBOX」(1,200円/40食)、ワイン食堂「ル・グルトン」の「羊のハンバーガー」(1,000円/30食)、立ち飲みバル「バルバンコ」の「ロティサリーチキン」(1,000円/50食)、すし店「鮨(すし) 難波」の「ちらし寿司(ずし)」(1,000円/30食)など、寺院のスタッフが薦める人気店のフードを幽玄的な空間の中で楽しめる。

 会場では、現役の住職が客をもてなす「坊主バー」もオープン。お釈迦(しゃか)様が「乳がゆ」の施しを受け、悟りを開いたという言い伝えに由来した「CHI-CHI-GAYU」、仏教で「天界の花」を意味する「彼岸花」など、仏教をモチーフにしたオリジナル・カクテル(300~500円)を提供する。

 イベントを企画した全体行事部長・高田興宣さんは「さまざまな年齢層の方々に対し、もっと身近にお寺を感じてもらいたいと思い企画した。特に若い方の宗教離れが進んでいるので、ビュッフェ形式にして気軽に立ち寄れる雰囲気作りを目指した。接客するのは現役のお坊さんなので、仏教について興味のある方、悩み相談がある方は気軽に話しかけてほしい。1カ月前から作業に取り掛かり、一本一本手作りした『竹あかり』の明かりにも癒やされてほしい」と話す。

 開催時間は16時30分~22時。「竹あかり」の点灯時間は18時~22時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース