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北陸新幹線富山駅「とやマルシェ」にマスずし9銘柄が勢ぞろい

店内の様子。右手にあるピンクのパッケージが新商品の「はんぶんこ」864円

店内の様子。右手にあるピンクのパッケージが新商品の「はんぶんこ」864円

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 3月14日の北陸新幹線の開業に合わせ、富山駅新幹線高架下ショッピングセンター「きときと市場とやマルシェ」にマスずし販売店「富乃恵」(富山市明輪町1)がオープンした。

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 白木のカウンターとしっくいを基調とする落ちついた設(しつら)えの店内には「青山総本舗」「川上鱒寿し店」「元祖関野屋」「吉田鱒寿し本舗」「千歳」「なかの屋」「元祖せきの屋」「鱒寿し本舗高田屋」「味の笹義」と富山市内9つの銘柄のマスずしがズラリと並ぶ。価格は一段1,400円から。

 マスずしの保存には通常の冷蔵ショーケースでは温度が下がりすぎるため、フランス製のワインセラーを設置するなど管理にもこだわりを見せている。

 富山県外からの来店客には、パッケージではそれぞれの特徴が判断しづらいためにショーケース内に、マスのレア度(締め具合)、酢飯の酸味、酢飯の押し具合と3つのポイントをそれぞれグラフで表示した立て札を置き、好みに合ったマスずしを選びやすいよう工夫を施す。

 新幹線の中で食べるには少しサイズが大きすぎるという人のために、「はんぶんこ」という通常の円形のマスずしを半分にカットした新商品も展開。観光客のニーズに寄り添った販売も行っている。

 同店を経営するトラウト食品産業の青山社長は「江戸時代からの富山の伝統であるマスずしが一人でも多くの人々の手元へ届くように願っている。富乃恵限定商品や各個店の魅力がより伝わるようなパンフレットも企画中」と話し、マスずしのさらなる浸透に期待を寄せる。

 営業時間は8時30分~20時30分。

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