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富山・滑川のシェアカフェで「アガーリカレー」 3年ぶりに再開

独自に配合されたスパイスを使った「ココナッツチキンカレー」

独自に配合されたスパイスを使った「ココナッツチキンカレー」

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 滑川市のシェアリングカフェ「Cafe うみいろ ぼんぼこさ」(滑川市瀬羽町)で、2月4日にカレー店「アガーリカレー」がオープンした。

店内には店主が描いたオリジナル絵本とレシピ本が置かれる

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 滑川市にある国登録有形文化財「旧宮崎酒造」の蔵の2階を改装した「ぼんぼこさ」。曜日や週ごとに店主が入れ替わるシェアスタイルを採用している。船内をイメージさせる大きな船舶用羅針盤や、ガラスの浮き球などが設置された店内は、カウンターに面した窓から富山湾を一望できる。

 2月からカレー店「アガーリカレー」がシェアリングカフェに加わった。旅行とカレーを愛する店主アガリさんが営む同店は、2014(平成26)年から2年間、魚津市にあるりんご園に囲まれたログハウスに店舗を構えていた。インド、ネパール、東南アジアのスパイスを独自に配合し、「カレイのカレー」「ポトフカレー」「りんごのカレー」などのオリジナルカレーで人気を博し、「ミシェランガイド」にも掲載された。

 2016(平成28)年11月にログハウスを現在のカフェ「Slow Life」へ引き継ぎ、同店は閉店。アグリさんは熊野古道、小笠原諸島のほか、スペインからポルトガルにまたがる巡礼路のサンティアゴ・デ・コンポステーラなどを旅した。一時はデンマークにも移住したが、広島の尾道を旅行中に「またカレー屋をやろう」と思い立ったという。その後はスリランカへ向かい、三食カレーざんまいの日々を過ごした。

 メニューは「ココナッツチキンカレー」と「キーマカレー」(以上800円)の2種類を提供。オリジナル辛味ペースト「アガーリヒーヒー」を入れて、好みの辛さに調整する。ドリンクメニューは「チャイ」「ラッシー」「ルイボスティー」、デザートは「豆乳プリン」「フォンダンショコラ」などを用意する。カレー、辛味ペーストは持ち帰り可能。

 アガリさんは「一度体調を崩して店をやめたが、今回の旅でパワーアップして帰ってきた。目標は『ぼんぼこさ』で無理なく続けていくこと。ちょっとしたスパイス(刺激と変化)を味わって、淡々とした日々の生活を活性化してほしい」と呼び掛ける。

 月曜・火曜のみ営業。営業時間は12時~日没。

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