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富山で「わたしは光をにぎっている」公開記念トーク 中川龍太郎監督ら登壇

主演を務める松本穂香さん。

主演を務める松本穂香さん。

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 映画「わたしは光をにぎっている」の公開を記念し、中川龍太郎監督のトークイベントが12月15日、「JMAX THEATER とやま」(富山市総曲輪)で行われる。

中川龍太郎監督

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 1990(平成3)年、神奈川生まれの中川監督は、17歳で詩集「詩集 雪に至る都」を出版。やなせたかしが責任編集を務めた文芸誌「詩とファンタジー」などで詩人として活躍する。その後、独学で映画制作の道へ進み、2012(平成24)年に初監督作「Calling」でボストン国際映画祭最優秀撮影賞を受賞する。「愛の小さな歴史」「走れ、絶望に追いつかれない速さで」などの話題作を発表した後、2017(平成29)年に手掛けた「四月の永い夢」が、モスクワ国際映画祭・国際映画批評家連盟賞、ロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞する。父親が朝日町出身である中川監督は、同作のロケを朝日町で行い、地元の人とも交流を深めたという。

 公開中の最新作「わたしは光をにぎっている」は、松本穂香さんを主演に迎えた青春ドラマ。再開発に揺れる東京・下町の銭湯を舞台に、地方出身の若い女性が、人々との出会いを通して居場所を見いだす過程を描く。

 公開記念トークイベントでは、中川監督と富山在住のライター、藤井聡子(ピストン藤井)さんが登壇する。藤井さんは10月に初のエッセー本「どこにでもあるどこかになる前に。~富山見聞逡巡記~」(里山社)を刊行。個性的な富山人たちの魅力を紹介する一方で、均質化していく故郷の街並みに対する違和感もつづる。富山に縁のある中川監督と藤井さんが、再開発や居場所づくりをテーマにトークを行う予定。

 13時45分開場。上映後にトーク。入場料は、一般=1,800円、大学生=1,500円、高校生以下=1,000円。

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